楽器業界に偉大な功績を残したテッド・マカーティ氏の名を冠するMcCartyモデル は、ポールとテッド氏のコラボレーションにより、PRSの技術とデザインにエレクトリ ック・ギター黄金時代に生まれた名機のエッセンスをブレンドしたギターです。バイン ディングが施された22フレットのネックは、トーンとサステインを向上させる事を考 慮し程よく肉厚になっており、より明瞭かつ密度の濃い中音域を生み出すようにチュ ーニングを施したヴィンテージ・スタイルのピックアップMcCarty LTを今回新たに 搭載。そしてこのMcCartyは、プッシュ/プルのトーン・コントロールと3 wayトグル・ スイッチを組み合わせる事により、幅広いサウンド・メイキングを可能にしています。

1980年代後半、ポールはテッド氏にギターのデザインと製造技術に関する相談をし ました。以降、テッド氏はポールのメンターとしてだけでなく、ポールをはじめPRSで 出会ったすべてのスタッフの大切な友人となりました。そして1994年にリリースされた McCartyは、テッド・マカーティ氏から譲り受けた技術と知識に加え、ギタービルダーと してのポール自身の経験を詰め込んだ渾身のモデルです。
 

「常に私は、弦に触れるブリッジ、ナット、チューニング・ペグなど全てのパーツがギタ ーのサウンドにとってとても重要だということを言ってきました。マカーティ・モデルを開 発するにあたり、これらひとつひとつのパーツを吟味し、試行錯誤を繰り返した結果、こ のモデルにしか出せない素晴らしいサウンドを生み出すことに成功しました。パズルの ピースきっちりと合わさるように、他のモデル同様、一切の妥協を排除してこのマカーテ ィ・モデルを完成させました。」

- Paul Reed Smith

そして2024年、PRS Guitarsはサウンド面での向上を図るため、多くのCoreモデルに 使用されているチューニング・ペグをアップデートします。12フレットの翼を広げたバー ド・インレイをモチーフにデザインされた新しいウイング・ボタンは、これまでの金属製 のペグ・ボタンから軽量化され、弦の振動のロスを抑えつつ、より長いサステインと音楽 的なサウンドを生み出します。そして、トレモロ非搭載モデルではノン・ロッキング・チュ ーナーを採用したことも、更なる軽量化へと繋がっています。